小学生の頃、夜泣きが酷かった。
それは家族が寝静まってから決まって起きる。
私は眠れなくて、静寂の中何かが少しずつ私の所まで向かって来る気がするのだ。
胸の中に息苦しい何かが痼のように出来、呼吸も不規則にしか出来なくなる。
怖くて怖くて、目に見えない"何か"が襲ってくる気がして。
このまま此処にいたら捕まってしまう、逃げなきゃ!
布団から出て、玄関へ走る。
鍵を開けて外へ飛び出す。
それでも"何か"は追ってくる。
外に出ても追ってくる事に恐怖は限界まで高まり、大声で泣いてしまう。
それに気づいた母は何事かと私の元へ走り寄ってくる。
「怖いよ怖いよ」と泣く私に、おかしいと思った母はそっち系の業者に頼んでお祓いしてもらうことにした。
お祓いが終わり、寝るときは必ず着けなさい、と御守りを貰った。
私は本当に怖かったので、お風呂意外、肌身離さず持ち歩いてた。
そしていつの間にか、夜泣きは治って普通に眠れるようになったのはいつだっただろう。
アレはただの夜泣きだったのか、もしかしたら家には幽霊がいたからなのかはわからない。
(前の家は築30年以上は経ってたオンボロ平屋でした)
昔は見えないけど霊感あったのかも?
心霊体験のようなそうじゃないような話でした☆
この話、真面目にノンフィクションなんだよ( ´△`)
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